体中を見回してみるとだれでも1つや2つあるのが“ほくろ”で、できている部分が顔の場合でも、それがチャームポイントになっていたり、魅力的であったりすることがあります。気になってコンプレックスになってしまう場合もあります。
この“ほくろ”は漢字で“黒子”と書き、医学的には“色素性母斑”というのが正式名となっていますがその殆どはお母さんの胎内でついたものということで、室町時代には“ははくろ”と呼ばれていたのだそうです。
それが年月を経ていつのまにか“ほくろ”という呼び名に定着してきました。
また、“母斑”というのは、皮膚の表皮細胞や色素細胞、血管、脂腺細胞などが1箇所に局所的に集まって増殖したもののことを言いますが、“ほくろ”の場合は、“メラニン色素”を含む“メラノサイト”という細胞が1層に並んで層をなしています。
“メラノサイト”という細胞は皮膚だけでなく、目や口腔、食道などに分布していますが、その多さからいくとやはり皮膚が一番多く、表皮層の一番下の層である基底層に星のように点在しています。
これは髪の毛の色にも関係のあるもので、加齢やストレスなどによってこの細胞の働きが弱まってくると色素が作られなくなって白髪になってしまうのだそうです。
他にも妊娠でホルモンバランスが崩れたり、紫外線を浴びたりしてこの細胞の働きが活発になりすぎるとしみやそばかすが目立つようになります。
もう1つ、体のさまざまなところにできて気になるものに“いぼ”がありますが、これは表皮が盛り上がる良性腫瘍のことで、医学用語では“ウィルス性ゆうぜい”と呼ばれているように“ヒトバビローマウィルス”の増殖によって引き起こされます。
この“いぼ”も“ほくろ”も、最近では“炭酸ガスレーザー”を照射することによって問題となる部分の細胞を熱で破壊して除去することができます。
“ほくろ”の場合、レーザー照射後一時的に患部が黒くなることがありますが、1,2週間で表皮が剥がれ落ちてきれいな肌に生まれ変わることができます。
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